フリーランスのエンジニアの働き方として最も多いのが常駐型である。これは、仕事の依頼を受けたクライアントへ出向き、案件に携わる働き方だ。基本的には、クライアントの法令に従って社員と一緒に働くことになる。働く時間帯は決まっているが、フリーランスとして働く場合は、最も高収入が期待できるといえるだろう。また、リモートワークという働き方もあり、特にエンジニアはパソコンが1台でもあれば仕事ができる。仕事の時間帯や場所を、自分で自由に決められるのが大きな特徴だ。現在では、この働き方を推奨する動きが活発化している傾向にあり、実際にリモートワークを導入している企業も増加している。

他にも、近年では週2?3日からできる開発案件も増えてきており、仕事の中身だけでなく、働き方までも多様化が進んできているのだ。週2?3日のみで働けるということもあって、今までやりたくてもできなかったことに取り組めるようになったと感じているエンジニアも増えている。起業したいもののその間の資金のやりくりに悩んでいたり、柔軟で効率的な働き方をして趣味などに時間を費やしたりしたいと考えている人には、最も適した働き方といっても過言ではないだろう。また、ベンチャー企業の多くは開発者である。エンジニアが不足している傾向にあることから、週2~3日働くという条件を提示しても、案件を獲得しやすくなっているのが現状だ。そのため、フリーランスのエンジニアの需要は、今後も高い傾向が続くという見方がある。